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Laforet 7月号

   「誕生石から」  亀甲山教会牧師 伊藤裕史

皆さんはご自分の誕生石をご存知ですか。私の誕生日は2年後の東京オリンピック開会式の日です、とよく言っているように7月です。7月の誕生石はルビー。私は持っていませんが、それを身に着けると、なにか良いことがあるとか。でもネットによれば、そもそも誕生石の由来はアメリカの宝石商組合が定めたのが最初であるようです。これが日本に伝わって、全国宝石卸商協同組合が始めたようです。穿った見方をすれば、宝石を売りたいが故に始めた制度と言えるようです。しかし、この12の宝石を選ぶということは聖書に起源があります。

モーセの時代、神様の指示で12の宝石が選ばれました。そして祭司の着る胸当てに、この12の宝石が並べられ、取り付けられたのです。「宝石を四列に並べて付ける。第一列 ルビー トパーズ エメラルド 第二列 ざくろいし サファイア ジャスパー 第三列 オパール めのう 紫水晶 第四列 らんぎょく ラピス・ラズリ へきぎょく これらの並べたものを金で縁取りする。これらの宝石はイスラエルの子らの名を表して十二個あり、それぞれの宝石には、十二部族に従ってそれぞれの名が印章に彫るように彫りつけられている。」(出エジプト記28章17節から21節)

宝石はイスラエル12部族に因んで選ばれました。ただ、当時は今のように厳密な分類ではなく、色や堅さ、模様などで区別していました。7月の誕生石は「ルビー」、聖句の最初に出てきています。ヘブル語では「オデム」。これは赤を意味しています。赤い石なので、実は「ルビー」かどうかは分かりません。名を彫るには硬すぎるので「カーネリアン」という宝石だったともいわれています。

新約聖書にも12の宝石が出てきます。天国の光景です。「都の城壁の土台石は、あらゆる宝石で飾られていた。第一の土台石は碧玉、第二はサファイア、第三はめのう、第四はエメラルド、第五は赤縞めのう、第六は赤めのう、第七はかんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった。」(ヨハネの黙示録21章19節20節)

私たちのために用意されている天国の壁は宝石で造られているのです。日本の誇る真珠は12の宝石には入っていませんが、この後天の門で使われています。素晴らしい風景です。

私たちは宝石に魅力を感じるのは、このような神様が作った素晴らしい宝石に、永遠なるもの、変わらないものを見るので大切にするのでしょう。そしてそれは、天の御国につながっているのです。

私は宝石を一つも持っていませんが、この光景を見ることのできることを楽しみにしています。皆さんも一緒に見てみませんか。