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La foret 4月号

「みんなで一歩」     亀甲山教会副牧師 松下晃大

 4月になり新しい年度が始まりました。進級、進学、就職など新しいステップに進んだり、働きや生活の環境が変わったりする方もおられることと思います。私もこの4月から新しく亀甲山教会副牧師として赴任しました、みなさまよろしくお願いいたします。

 十数年前、私が三育中学校へ新入生として入った時のことです。初めての寮生活で不安いっぱいの私たち1年生に向けて、寮の先輩たちが新学期の寮目標を発表しました。「みんなで一歩」、この寮目標を強烈に覚えています。先輩が後輩の手を取り、教え、支え、みんなで一緒に前に進んでいく、そのような先輩たちの気遣いと意気込みを感じました。右も左も分からない私は、「みんなで一歩」を聞いて少し安心したのを覚えています。そして、私たちが3年生になって寮目標を決める立場になった時、改めて「みんなで一歩」の素晴らしさに気付かされました。

「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」(マタイによる福音書18章20節)

 教会はひとりでは立つことができません。少なくとも二人または三人がイエス様のお名前によって集まっている必要があります。そのような集まりの中にイエス様が共にいるのだと約束されています。神様の特別なご臨在を体験できるのです。そこには励まし、癒し、慰めなど多くの祝福があります。イエス様のみ名によって集まる「みんなで」には、本来の教会の姿と多くの祝福が示されています。
そのように、私たちはみんなで集まり、共に手を取り合い、新しい一歩を踏み出して行きます。

「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」(詩編119編105節)

 私たちの日々の一歩を教え、導いてくれるのは神様です。私たちは神様の言葉に耳を傾けることによって、御心を悟ることができます。みんなで互いに祈り合い、御言葉の学びを深めていきたいと思います。神様は私たちの道の光となり、足元を照らし導いてくださいます。私たちは確信と平安を持って一歩を踏み出すことができます。

 新しい年度、教会の第二期が始まりました。そして私たちの信仰の旅路も続いていきます。「みんなで一歩」ずつ、歩みを進めてまいりましょう。イエス様のみ名によって集まり、互いに祈り御言葉を分ち合い、イエス様のご再臨に向かって前進していきたいと思います。