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La foret 3月号

「主の御国へ」     亀甲山教会インターン牧師 橋本美絵

「この都には、それを照らす太陽も月も、必要でない。神の栄光が都を照らしており、小羊が都の明かりだからである。」 ヨハネの黙示録21章23節
                       
 春光うららかな季節となり、心も晴れやか気持ちになります。先月は2年ぶりに関東地方では積雪となりました。早朝窓を開けると、美しい雪景色となっていました。幼い頃、興奮してすぐに外に走っていって、雪だるまをつくった時のことを思い出しました。
 先日、東北出身の信仰の友人とお話をしました。雪の話題をしていたのですが、東北の冬は氷点下11度にもなって、とっても厳しいそうです。だいたい11月中旬から雪が舞い始め、12月から2月まで積雪がピークになります。生活が不自由となり、かなり困難になると言われていました。しかし、3月になると、長い冬がようやく終わり、春に向かって希望の季節がやってきます。雪があっても日差しが明るくなって、少しずつ鮮やかな花が咲き始め、春の足音が聞こえてくるそうです。厳しい冬があるからこそ、春の訪れが待ち遠しく、大きな希望であり喜びなのだと思います。
 この世界では色々な苦しみや悲しいことがたくさんあります。季節に例えるとするならば、私たちにとって冬の季節なのかもしれません。しかし、イエス様が用意してくださっている御国は、主の栄光と愛が燦々と降り注ぐ素晴らしい場所「御国・天国」です。エレン・G・ホワイトの『初代文集』には「最初の幻」という章に、詳しく天国の様子が書かれていますので是非読んでいただけたらと思います。
天国はこの世で見た事のない、驚くほどの光で輝いている場所です。使徒ヨハネもこのように言っています。黙示録21章11節「都は神の栄光に輝いていた。その輝きは、最高の宝石のようであり、透き通った碧玉のようであった。」。
 天国では、常に神様の栄光が照らし、喜びと賛美に溢れています。主に救われ愛されている人々たちと永遠に生きることができるのです。地上での命は本当に限られています。しかし、天国では永遠に生きて喜び満たされるのです。この世はクリスチャンにとって冬の寒さのように厳しい所でありますが、神様が備えておられる御国は神様の栄光に輝く、夜もない最高の場所です。共に神の国を目指し、祈り励まし合い主のご再臨の備えをしていきましょう。