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Laforet 8月号

「救いの記念日」亀甲山キリスト教会牧師 伊藤裕史

8月に入りました。今年も暑い15日がやってきます。8月15日は終戦記念日です。令和になって初めての終戦記念日、世代によって違う思いを抱くことでしょう。皆さんはどのような思いをこの日に込めるのでしょうか。
しかし目を上げてみると、日本と戦った国には終戦記念日はありません。日本に勝利した日だからです。だから記念日の名前も日にちも違うのです。
ではなぜ、日本は8月15日を終戦記念日としているのでしょうか。皆さんご存知のように1945年8月15日は、天皇がポツダム宣言の受諾を「玉音放送」で国民に直接語り掛けた日です。でも、実際にポツダム宣言を受諾したのは8月14日。14日にすでに政府は連合国に通告していたのです。でも国民はそのことを知らなかったのです。8月15日は国民がそのことを知った日、だからこの日を特別な日として記念日としたのです。国民にとってこの日こそが本当に戦争の終わった日なのです。
しかし、他の国は違います。8月15日は特別何かあった日ではありません。連合国にとって実際に休戦状態に入ったのは降伏文書に署名した9月2日からです。国際的に、実際に戦争が終わったのはサンフランシスコ平和条約が発効した1952年4月28日です。終戦はこのどれを取るかによって違うのです。どの日が終戦の日となるのかは、立場によって違うのです。
さて聖書にも罪からの救いに関して大きな出来事がいくつかあります。アダムとエバによって罪が入った時に神様は救いのよい知らせをすぐに宣言し約束してくださいました(創世記3:15)。それが実際に実施されたのはイエス様の十字架です。これにより私たちの罪の支払う報酬としての死を、神様が私たちにかわって支払って下さったのです。
しかし、今なお私たちは罪の苦しみの中にいます。本当にこの罪との戦いが終わるのは将来、イエス様のご再臨の時。救いにもいろいろな場面があるのです。皆さんだったら、これらのどの日を罪からの救いの記念日としたいと思いますか。どの出来事も大切な記念日とすることができます。だから、いつ救われると考えるかは立場によって違うのです。
さて、多くの日本国民が8月15日の出来事、戦争の終わりを聞いて受け入れた時を記念日としました。同じように考えるならば、私たちが、イエス様が十字架上で自分のために血を流して下さったことを知り、それを受け入れた時を救いの日、記念日とすることができます。このような新しい記念日を多くの人に作ってもらいませんか。