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La foret 4月号

「新たな一歩」       亀甲山教会副牧師 松下晃大

 桜の花が咲き誇り、新緑が芽吹く季節となりました。新年度を迎え、多くの方が新たな環境や挑戦に向き合う季節でもあります。入学、就職、異動など、私たちの周りでは様々な新たな一歩が始まっています。この4月という新年度に、私たちもまた信仰の旅路における新たな一歩を踏み出してまいりたいと思います。

「わたしは、強く雄々しくあれと命じたではないか。うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる」(ヨシュア記1章9節)

この御言葉は、モーセの後を継いで新たな指導者となったヨシュアに対する神様の励ましの言葉です。新たな一歩を踏み出そうとするヨシュアに、神様は「うろたえてはならない。おののいてはならない」と語りかけられました。新しいことを始めるとき、私たちの心には不安や恐れが生じることがあります。「うまくやれるだろうか」「この選択は正しいのだろうか」という問いが心をよぎることもあるでしょう。
しかし、神様は「あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる」と約束してくださいます。この約束は、イスラエルの民がカナンの地へ向かう時だけでなく、今を生きる私たちにも与えられています。どんな新しい環境や困難な状況にあっても、神様は常に私たちと共におられるのです。

「すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる」(箴言3章6節)新しい道を歩むとき、私たちには多くの選択が待っています。しかし、どの道を選ぶときも、まず主を認め、主に信頼することが大切です。私たちが主に目を向けるとき、主は私たちの道をまっすぐにし、最善へと導いてくださいます。

この4月、神様に目を向けつつ共に新たな一歩を踏み出していきたいと思います。互いに祈り合い、励まし合いながら、神様が備えてくださる恵みに目を向けていきたいと思います。不安や恐れを感じるとき、「あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる」という神様の約束を思い起こしましょう。神様の豊かな祝福と導きが、皆様一人ひとりの上にありますように。