「クリスマスの贈り物」 亀甲山教会副牧師 松下晃大
日に日に冬の訪れを感じるこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。12月に入り、クリスマスシーズンがやってきました。街中に響くクリスマスソングや温かな灯りに心が弾む一方で、忙しい年末に向けて慌ただしさを感じる時期でもあります。亀甲山教会ではたくさんのクリスマスプログラムが計画されており、楽しみの多い月となりそうです。この特別な季節に、私たちは神様から人間への贈り物であるイエス・キリストの誕生について、より深く思いを巡らせたいと思います。
イエス様の誕生について、聖書にはこのように記されています:
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。(マタイ1:23)
「インマヌエル」―「神は我々と共にいる」という意味のこの言葉には、深い約束が込められています。聖書の神様は私たちと共におられるお方であり、そのことを示すために、神であるイエス様が人間になり地上に来られたのです。
驚くべきことに、イエス様は高貴な王宮ではなく、小さな馬小屋でお生まれになりました。その誕生の証人となったのは、母マリヤと父ヨセフ、羊飼いたち、そして東方の博士たちという、ごく少数の人々でした。神様であられたイエス様が赤ちゃんとしてこの世に来られたことには、深い意味があります。自分では何もできない無力な赤ん坊の姿を通して、私たちと同じ目線に立ち、共に生きるために来てくださったのです。そしてイエス様は、私たちを救うために十字架の道を歩まれました。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)
この御言葉には、私たち一人ひとりを愛してくださっている神様の姿が示されています。神様は私たちを愛し、その愛のゆえにイエス様をこの地に送り、私たちと共におられることを表されたのです。
このクリスマス、家族や友人と過ごす温かなひとときを楽しむ中で、その背後にあるイエス様の誕生の意味を思い巡らしていただけたらと思います。プレゼントや特別な食事、教会でのプログラムなど、すべての中に神様からの贈り物としてのイエス様が共におられることを感じていただければ幸いです。
どうぞ素敵なクリスマスと年末年始をお迎えください。メリークリスマス!