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La foret 10月号

「キリストの体」     亀甲山教会副牧師 松下晃大

 秋の訪れを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。先月9月6日から8日にかけて、亀甲山教会にて第11回全日本しょうがい者大会が開催されました。肢体・聴覚・視覚、沖縄の各しょうがい者友の会のメンバーやスタッフが一堂に会し、学生伝道師や三育学院の学生も参加して良い交わりが持たれました。また、世界総会からアドベンチスト可能性伝道(Adventist Possibility Ministries)を担当するジェフ牧師や、北アジア太平洋支部健康部長のコー先生も出席し、共に貴重な時を過ごしました。

今回の大会のテーマは「共生社会を目指して–互いに重荷を負い合い–」でした。活動報告や証しが行われ、礼拝を通じて神様の導きに感謝し、新たな学びと理解を得る時間となりました。亀甲山教会員皆様の温かな協力により、参加者全員が安心して集い、豊かな時間を共有することができました。心より感謝申し上げます。

「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。あなたがたはキリストの体であり、また一人一人はその部分です」(1コリント12:26,27)

使徒パウロは手紙の中で、教会を一つの体にたとえ、私たち一人ひとりが異なる役割を持ちながらも、イエス様にあって共に結ばれていることを強調しています。私たちはそれぞれ様々な重荷を負っていますが、聖書はそのような重荷を一人で背負う必要はないと教えています。キリストの体の一部として、互いに重荷を負いあい、助け合うことが大切なのです。また同時に、誰かの喜びも皆で分かち合うことで、教会全体が祝福され、神様の栄光が輝くのです。

今回の大会は、この教えを実践する場となりました。障がいの有無に関わらず、集まった私たちは共に理解し、支え合い、成長する機会となりました。私たちはこれからも、イエス様にあって集う仲間を大切にし、互いに愛し合い、支え合って歩んでいきたいと思います。