「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」 亀甲山教会牧師 小林勝
「主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、『何事でも願うがよい。あなたに与えよう』と言われた。
ソロモンは答えた。「あなたの僕、わたしの父ダビデは忠実に、憐れみ深く正しい心をもって御前を歩んだので、あなたは父に豊かな慈しみをお示しになりました。またあなたはその豊かな慈しみを絶やすことなくお示しになって、今日、その王座につく子を父に与えられました。
わが神、主よ、あなたは父ダビデに代わる王として、この僕をお立てになりました。しかし、わたしは取るに足らない若者で、どのようにふるまうべきかを知りません。
僕はあなたのお選びになった民の中にいますが、その民は多く、数えることも調べることもできないほどです。
どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」
2022年あけましておめでとうございます。
今年は寅年です。聖書の中に寅が登場していたら紹介しようと思い探しましたが、登場していませんでした。
一年の計は元旦にありという言葉があります。一年の計画は元旦にたてた方がいいよという教えです。今回ご紹介した聖句には大切な教えが書かれていますので、ご紹介したいと思います。
これは旧約聖書の列王上 3 章5―9節に書かれているソロモン王の言葉です。父ダビデ王から王国を受け継ぐことになった時、神様から「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われました。
ソロモン王が求めたのは、「どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。」と訴えを正しく聞き分ける智恵を求めました。
神様はその願いを喜ばれ、願いを聞かれました。更に、求めなかった富と栄光と長寿をお与えになりました。
新年にあたり神様はソロモンに尋ねた同じ質問をもって、一人ひとりを祝福したいと考え問いかけておられます。
「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と。あなたは何を神様に求め新しい年をはじめられますか。