緑の風
新入生が小学校に入学して、早くも一月が経過しました。子供さんたちは元気に登校しているでしょうか。一日も早く学校に慣れ、お友だちや先生たちと楽しい毎日を過ごすことができるようにお祈りしています。
緑の風が心地よく吹き渡る季節を迎えました。生きとし生けるものすべてがいのちの営みを旺盛に開始する恵みの季節です。冬の間じっと耐えていたいのちの胎動がこの季節に一気に始まるのです。自然の清新な美しさに改めて感動すると同時に、その優しさとたくましさに希望を覚えます。
さて、聖書の中に「彼らは草の生い茂る中に芽生え、水のほとりの柳のように育つ」（イザヤ44章4節）というみ言葉が記されています。このみ言葉は、神様と共にある者への神様からの約束であり祝福です。どんなに乾いた荒地にも、神様と共にある者は、水のほとりの柳のように優しく、たくましく育つというのです。
学校は子供たち一人ひとりにとって、お友達との出会いと交わりの場です。先生たちによる学びの場です。その交わりと学びの場で、喜びや寂しさ、苦しさや辛さなど、いろんなことを経験し子供たちは成長していきます。彼らの経験するものがどんなものであれ、経験する一つひとつの出来ごとは、彼らが神様と共に歩んでいく時、すべてのことは益となり、水のほとりの柳のように、しなやかで優しく、そして強くたくましく育つのです。
子供たち一人ひとりが、他人を思いやる優しさと、どんなことがあっても、めげないたくましさを身に着けた人になってもらいたい。そう願わずにはおれません。神様が子供たちをそのような人へと導いて下さることお祈りします。そして子供さんとの毎日の生活の上に神様の祝福をお祈りします。
亀甲山キリスト教会 牧師 東海林正樹