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メッセージ2017年12月16日

クリスマスの色彩 聖書朗読 ルカ2:9-15

皆さんおはようございます。
2017年もあと2週間。皆さんにとって、ご家族にとって、この1年はどんな1年だったでしょうか。

今年の流行語大賞は2つありました。
その一つ、「インスタ映え」は、写真共有SNSのインスタグラムに投稿するために写真にこだわる現象から生まれた言葉だそうです。流行語大賞の事務局は「2017年はインスタ映えの意識が一般に浸透した年だった」とし「かわいい誰かに変身したいという願いはいつの時代も女の子のみならず、人を夢中にさせる。インスタ映えは人類の永遠のテーマを叶えてくれる、スマホの向こうのおとぎの国のステージなのだ」と解説しています。
このインスタグラムに載せて、他の人から評価を受ける写真は色彩の華やかなものです。皆さんは、この世界にどのような色彩を描いているでしょうか。
同じように今年の漢字も発表されました。今年は「北」。しかし昨年の今年の漢字は「金」でした。もちろんオリンピックの金メダルラッシュや、政治資金の政治と金、イチローの打ち立てた通算3000本安打達成の金字塔、芸人さんの金色の衣装などが理由に挙げられているようです。だから、昨年のイメージが金色であったかどうかは分かりませんが、少なくとも華やかなイメージで終われることはいいことでした。

今、町は華やかな色で覆われています。この1年、皆さんが色で表現するとしたら、どのような色になるでしょうか。

町は、この色になる前までは、オレンジの濃い色、カボチャの色でいっぱいでした。これは皆さんご存じのように、ハロウィンの色です。
ハロウィンが終わると、カボチャ色から別の色に変わりました。
私も11月12日に横浜で地区の長老牧師会に行って、帰りに横浜の元町を初めて歩いて帰ったのですが、すでに本当にきらびやかな色で覆われていました。

そうクリスマスが近づくと、街はクリスマス一色になります。
一色と言っても、そこにはテーマカラーとでも言うべきいくつかの色があります。
ハロウィンはかぼちゃ色一色でしたが、実はクリスマスはいくつかの色で成り立っています。
同じようなことは他にもあります。
例えば、日本のテーマカラーといえば白と赤。オリンピックなどのスーツにもこの色が良く採用されています。他にも色があります。ネイビー、青色もよく使われます。サッカーが好きな方はどちらかというと、濃い青を思い浮かべるのではないでしょうか。
来年行われるオリンピックは五輪、5つの色がテーマカラーになっています。

では皆さんは今の季節、クリスマスカラーというとどの色を思い浮かべるでしょうか。
今日はこのクリスマスカラーを少しご紹介したいと思います。

実は教会暦をとっている教会には、それぞれの季節にテーマカラーがあります。牧師さんや司祭、教会の講壇はその色で飾られます。クリスマスに入る前のこの季節、実は紫色がテーマカラーになっています。牧師のストールもこの時期は紫。聖書的には紫は高貴な色、とも言われますが、実は悔い改めを象徴している色です。自分自身を振り返り、神様をお迎えすることが表現されるのです。
ではクリスマスカラー。いくつあると思いますか。
実は全部で6色。
良く知られているのは、赤、緑、白の3色です。町やお店で目にする色です。これがいわゆる私たちが考える“クリスマスカラー”。
他にきらびやかな色で、金と銀もクリスマスカラーです。

今日は音楽礼拝をしていますが、それぞれの曲を皆さんはどのようなイメージ、色彩で聞いておられるのでしょうか。

クリスマスの曲をどのような色で感じておられるでしょうか。赤、緑、、白、そして金と銀。それだけでしょうか。それだけではありません。実はもう一色。実は黒もクリスマスカラーなのです。

その色には全てに由来があります。皆さんは今日心の中のキャンバスにクリスマスの色を塗ってみて頂きたいと思います。

まず、皆さんに塗っていただきたいのは、背景色。これは黒です。
黒は、深い闇の色、世界を覆っている痛み、苦しみ、悩みの色。
そしてそれは何より、すべての苦しみと悩みとの源である罪の色です。

昼の時間が短く、太陽の光が弱くなり、夜が長く、闇が深くなるこの時期にクリスマスを祝うのは、闇の中に輝くまことの光、イエスキリストを覚えるためです。これから紹介する色を際立たせるためには、まずこの黒が大切になってきます。
まず、黒を全面に塗ってみてください。

この闇を払い、私たちの罪をゆるし、あがなうために、キリスト教の象徴である十字架の出来事があります。キリストは2000年前に十字架の上で、血を流されたのです。

次のクリスマスカラーの色はこの赤です。
赤は、このキリストの血の色。しかし、これは生臭い色ではありません。
クリスマスの出来事によって表されるのは、ひとり子イエスを十字架にかけてまで私たちを救おうとされる父なる神の愛の色なのです。

そして、このキリストの血、父なる神の愛を信じるもの、この血が自分のために流されたことを信じる者は、その罪をゆるされ、聖霊によって洗われて「雪よりも白く」なるのです。

洗われて白くなる。
次のクリスマスカラーはこの白です。
白は、キリストの血による罪のゆるしと、清められた魂とを表現します。よくクリスマスツリーの雪をイメージしますが、雪は地上のすべての汚れたものをも覆うことのできるものです。私たちが捨てることのできないもの、気づくことのない罪までもすべて覆ってくださることを意味しています。
このことによって罪をゆるされ、清められた者は、地上において祝福を受けるだけではなく、死の力によっても奪われることのない永遠の命が与えられます。

与えられる永遠の命、これを示すのが緑です。
冬でも枯れることのない常緑樹の色である緑は、この永遠の命を象徴しています。皆さんご存知のクリスマスツリーはこの常緑樹のモミの木などが使われます。

この3つの色、赤と白、そして緑は、地上に来られたイエスが、この地上で行ったことを示しています。今、罪の世界の黒を背景に、この3つの色が描かれました。

残る2つの色は、イエス様が今何をしているかを示しています。
十字架にかかり、死んで葬られ、三日目によみがえられたイエス・キリストは、今何をされているか。
天にのぼり、神の右に座し、諸王の王としてこの世界と歴史とを支配しておられます。
このキリストの王としての権威と力とを、金と銀が表しているのです。

暗い夜を背景に、赤と白と緑で飾られ、金と銀がちりばめられるクリスマスのデコレーションは、罪の世に輝くイエスキリストの働きと栄光、勝利を告げているのです。

クリスマス、小さな赤子に示された出来事は全てこのことに目を向けるようにと言っています。クリスマスカラーの中にある神様の働きをぜひ、この季節に思い出してください。
ルカ
きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」

神様の愛された皆様とご家族の上に、そしてこの世界に、神様の祝福をお祈りいたします。